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2007年1月23日 (火)

いたましいー宝塚カラオケの火事

この20日に兵庫県宝塚市のカラオケ店で起きた火事。3人もの若い命が奪われた悲しいニュース。
この若者たちを心から哀悼するものではあるけれど、業務上失火と業務上過失致死で逮捕された女性店員の人のこともまたとても気にかかる。
ラジオでの一報、「泣きながら女性のアルバイト店員が、『炎が燃え上がっている』と店内の客に知らせた」で感情移入してしまったのかもしれない。
「泣きながら・・・」、まざまざと目に浮かぶようなその時の衝撃と狂おしさは数日経た今、悲嘆と絶望に変わっているのだろうか。

加熱している天ぷら油から目を離すという重大な過失を犯したものの、その結果として背負わなければならなくなったものは余りに大きい。
同じミスをしても、きちんと防火安全対策をとっている店で働いていたならその人の現在と未来は全く違ったものになっていただろう。
あるいは経営者不在の時には一人で客の応対、調理、清掃などすべてを担うという無理な体制でなければ、そのミスはなかったかもしれない。
それは、過酷な労働条件による過労や睡眠不足から人身事故を引き起こすケースにも通じるもの。

十九歳や二十歳くらいから、本人の希望であったのかどうか「アルバイト」の身分で働き続け、数分の油断が残させた一生の悔い。
犠牲者とその家族、そしてまた自分の家族をも巻き込んで。

この女性店員の責任と己への呵責は、生涯逃れようもないだろうけれど、責める気持ちはちっとも湧いてこない。

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