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2007年5月23日 (水)

「慰安婦」100人の証言―『Days Japan』より

『Days Japan』6月号が届いた。じっくり本を読むことのない日常だけど、このフォト誌はとても楽しみ。
月刊というのもいい。かつて『週刊金曜日』を定期購読していたけど、読み終えない内に次号が、さらに翌次号分が送られてくる。追われる気がするが読み切れない・・・、ということで止めてしまった・・・。

DaysJapan 今月号の特集は「慰安婦」100人の証言。
5ページにわたり元「慰安婦」の方たちの顔写真と証言がずらりと並ぶ。
名前と国名(韓国、北朝鮮、フィリピン、台湾、中国、インドネシア、東ティモール、日本、オランダ、マレーシア)の後にある80文字足らずの100の証言のひとつひとつが圧倒的な迫力で迫る。
これを誰が「なかったこと」と言える?
(おそらく日本の首相は本人にはもちろん、この顔写真と証言にさえまともに向かう勇気も誠実さもないのだろう)

その100の顔写真の中には「笑顔」のものが幾つもある。
この掲載の有り方がとてもいい。
「慰安婦」→悲惨→暗い顔 といったイメージを固定させるような構成になっていない。

既にたくさんの方が亡くなられている。
「それ」以来一度も笑顔を見せたことのない方もおられるかもしれない。
それでも人はフッと笑顔が浮かぶような暮らしがなければ、生き続けることはできないような気がする。
普通の暮らしをしようと懸命に生きてこられたのだろう。
深く皺の刻まれた顔のひとつひとつをゆっくり見ていると、「人が生きていく」こと自体が愛しく感じられる。

自分の国は未だこの老いた人たち一人一人を踏みにじり続けている。

特集では合わせて、「日本軍は中国で女性に何をしたか-ある日本兵の証言」と「『慰安婦』強制の公文書」の記事が載せられている。

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コメント

「Days Japan」はきついですよね。読む側に責任を問いかけてきますもの。わたしは時々立ち読みとか,借りてみたりとかするくらいです。
でも,こういう現実があるってことは,見なくとも感じていたいです。

投稿: KATEK | 2007年5月24日 (木) 21時28分

KATEKさん、こんばんは。
確かに「Days Japan」はきついですけど、何だかその視点に、人に対するやさしさみたいなものも感じて私は好きです。記事にも惹かれます。
英語版もマンハッタンで販売開始になったとか。

そういえば、しばしばKATEKさんが取り上げられる『ビッグイシュー』を一度も手にしたことがありません。大阪に出たとき売られているのを見たことがありましたが素通りしました。
次はぜひ購入しようと思っています。読んでみたいです!

投稿: りん | 2007年5月25日 (金) 23時37分

りんさん、こんばんは。
私もこの「DAYS JAPAN」を買いました。慰安婦とされた女性たちの100名を見ていると、美しいおばあさんばっかりです。あんなに酷い状況を生き抜いて、それからの人生も辛かったのに。

この中に、ガイサンシーを見つけました。本当に美しい女性です。
よけいに辛く、怒りを感じました。りんさんのように、定期購読申し込みます。月一回頬をひっぱたかれる、ためにね。

実は、週刊金曜日は、私も追っかけられながらも定期購読してます。
忙しいときは、本当に読めませんが、電車で移動のときは、1週おくれとかで持ち歩いたりしてますよ。

投稿: pianocraft | 2007年5月27日 (日) 22時09分

pianocraftさん、こんばんは。
>慰安婦とされた女性たちの100名を見ていると、美しいおばあさんばっかりです
本当にそう思います。本文にも書きましたが、「人が生きる」ということも、「人」も愛しくなります。

読みたいと思いつつ『週刊金曜日』までなかなか手が出せません。
良い記事や記述があればpianocraftさんのブログでご紹介があるかも・・・?と期待しておきます。

投稿: りん | 2007年5月28日 (月) 22時21分

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