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2008年11月17日 (月)

田中一村展

今年が生誕100年ということで、どこかで展覧会があるに違いないとは思っていたが、何と近隣の奈良県で開催されると教えてくれた人がいた。

奄美大島で生涯を終えた孤高の画家、田中一村という画家とその絵を知ったのは高倉健のエッセイ集から。
作品集を手に入れたものの、どうしても実物が見たくて、いつかは奄美の「田中一村記念館」に行くつもりではあったが、当面行けそうもない・・・。

それが思いがけず車で1時間のところで本物を見ることができるらしい。
ぜがひでもと思いながらも日が過ぎ、会期終了が近づき焦りだしていたが、やっと昨日に行くことができた。

会場となる奈良県明日香村にある奈良県立万葉文化館を初めて訪れたが、広い敷地にゆったりと建てられていた。
庭では、紅葉を愛でる人、駆ける小さな子、カメラを向ける親などが展覧会鑑賞前後のひと時を楽しんでいる。

さて特別展である「田中一村展」は生誕100年に因んで100作品というボリューム。
神童と言われた8歳当時の作品から時代を追って数々展示されているが、圧巻なのはやはり晩年奄美に移住してからのもの。
作品集やネットでも幾度も目にした作品であってもまったく別物。
人の背丈ほどの大きさに描かれた緻密な絵は荘厳で美しく、光が内からあふれているかのように輝く。
飽きずに見つめ続けながらも、この魂を込めたような作品を数点も仕上げれば「精も根も尽き果てるのでは・・・」との思いがかすめる。

奄美で「描きたいもの」に出会った一村が、もてる才能を一気に開花させたのか。
人の評価に全くとらわれず、己の良心に納得のいく絵を描き続けたという。
69歳でひっそりと生を終えたその顔はたいそう穏やかであったらしい。

絵画展に出かけると絵葉書やポスターを買うこともあるが、今回はちっともそんな気にならなかった。
縮小された小さな印刷物からは、一村の作品の何ものも伝わってこない。
(と言いながら一村の作品がカレンダーになったものを知人にもらって喜んでいる(^_^))

次には、一村がこよなく愛した奄美の地、そこにある「田中一村記念館」で、今回展示されていない作品も含めてもう一度本物を見ることを計画したい。
奈良の紅葉

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コメント

わー。素敵!田中一村の絵が100点ですか!すごすぎます。まだ本物を見ていないのは寂しい限り。いつか記念館にいきたいと思っています。一村の切手,実はもっていて,なかなか使えずにいます。けちっぽいですね。それと,写真の赤い葉っぱ,通勤途中毎日見ていて,なんだか励まされているものと同じです。きれいですね。

投稿: KATEK | 2008年11月20日 (木) 18時00分

KATEKさん、おはようございます。
100点とはすごいでしょ!? でもね・・・、好みに合わなかったものも多かったのです。
奄美時代の作品はまったくそれまでのものと違って見えました。
代表作と言われる「アダンの木」など、いつまでも見飽きません。
ぜひぜひいつの日か、記念館でご覧くださいませ。

一村の切手があるのですか?それは使えませんね。
その切手で郵便が届いたら、うれしいというより消印が押されていることがくやしくなるかも・・・?

私はカレンダーをいただいて喜んでいますが、奄美にはラベルに一村の絵を使ったお酒があるようですね。

※誤字訂正のコメントもいただきましたが、訂正してそっちのコメントははずしました。勝手にいらっちゃってごめんなさい(^.^)

投稿: りん | 2008年11月21日 (金) 09時21分

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