大人も子どもも本を読みましょう!
年末から始まったガザでの惨状、そして身近にも感じられる経済不安は、「晴れ」の日であるお正月でさえ心のどこかに暗雲がかかっていた。
何ができる?何をどう考えればいい?と心騒ぐときに、セルビアで開催された国際図書展での、池澤夏樹さんによる開会スピーチを新聞で読んだ。
【世界は恐慌です。経済的には破滅です。だから本を読みましょう。人は困ったとき、つらいとき、迷った時に本に戻るものです。お金は手の中で消えていくけど、本の中の知恵は消えません。金融資本は人間の顔を持たないが、文学には人間の顔がある。もう一度そこに戻って、静かに座って本を読みましょう】
これがすっきり腑に落ちて、「2009年はできるだけじっくり本を読もう」と考えている。
これも本好きであればこそ。
(といっても1月も終わろうとしているのに、まだ一冊も読んでいないけど・・・。)
私の子どもたちもみな本好きであるが、ごく小さい時からどんなに忙しくても絵本を読むことを欠かさなかったこともその一因になっていると思う。
娘もまた子どもに本を読むことを心がけているようで、帰ってきたとき、近くの図書館から紙芝居を借りてきていた。
紙芝居というのは日本独特の文化らしい。
ドイツで育っている幼子が初めて紙芝居を見るという、特筆すべき日の演者は幸運なことに私だった。
少し距離をおいて対面で座る、というスタイルも初めてなのだけど、めくるごとに画面が展開していく『桃太郎』に驚くくらい集中していた。
感情を込めて紙芝居を読みながら「この子も本好きに育つな」と密かに私はほくそえんだ・・・。
ただひとつの不満は紙芝居に舞台(枠)がなかったこと。舞台も図書館で借りることができるのだが、娘は省略したよう。
紙芝居の舞台というのは、物語の世界に入り込み集中させることに大いに寄与する。できるなら舞台有りで見せたい。
というわけで1月の娘の子の誕生日には、紙芝居と超軽量舞台を送ってやることにしている。
(舞台をまだ入荷待ちしている間に誕生日は過ぎてしまったが)
さて私の方は何から読み始めようか。
さぁ、大人も子どもも静かに座って本を読みましょう!
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