2007年11月 4日 (日)

秋晴れ、吉野川マラソン

きょうは、2か月ほど前に申し込んだ奈良県の吉野川沿いを走るマラソン開催日。
この日までに多少なりともトレーニングを積んでおく、あるいは今5キロを走り通せる体力があるかどうかを見極めておく・・・はずだった。
ところが現実は、トレーニングを一日延ばしにしたあげく、この1週間は仕事がらみでメチャクチャ忙しくて、結局何もしていないという状況。
前夜はもちろん、今朝になっても「やめておこう、いや、途中から歩いてでもいいからやってみよう、いややっぱり・・・」と気持ちが定まらない。

休みは取ってあるし、夫はハーフの部に参加が決まっているので取りあえずは車に同乗して出発。
会場の駐車場に着くと、夫はバックから見覚えのある小さな箱を取り出した。
中に入っているものは、ドイツ在住の娘が夫に贈ったシルバーのクロス。
夫はとても大切にして、しまい込んでいた。
それを「これが守ってくれるから大丈夫」と言いながら首にかけてくれた。
そのとたん今までの逡巡がスーと消え、「大丈夫、私はきっと走ることができるだろう」と感じられたのだから人の心(と身体)は不思議。

立ち仕事ながら身体はほとんど使わず、ここ1年半以上くらいまともにジョギングさえしていない。
それでもマイペース(呼吸が乱れない程度のゆっくりとした走り)を守りさえすれば、何とか鍛えられていない足腰でも5キロくらいは耐えてくれるだろう。

不安も気負いもない穏やかさのまま待ち、合図と共にスタート。
遠くも近くも視線の先には深い色合いの木々、川沿いのコースに出れば、下方に緑の水を湛えた光る川面、小鳥のさえずり、火照る頬と身体にやさしいひんやりとした風・・・。
さらには、道路の真ん中を走る小気味よさ。
そして沿道に立つ地元の人たちの応援・・・。
9の会  特にうれしかったのが、目ざとくウエアに気付かれた「9の会ランナーズ」の仲間?に声をかけていただいたこと。
その方は、1キロくらいの地点の沿道に座り込んで、皆に声援を送っておられた。
前を通ると「『9の会』の人、がんばって!私もきょうそのウエア着たかったわ~」と大きな声で励まして下さった。
もちろんお顔も名前も知らない方だけど「9条」への思いでつながっているのだ。
(「9の会ランナーズ」に所属しているものの、どなたともお会いしたこともないし、1年以上も前に購入したウエアを着用したのも今日が初めて)
折り返した復路でもまだおられて「『9の会』の人、ありがとう!」とまた声をかけてくださった。
残り1キロでかなり身体もへばっていたところに、元気をいっぱいいただいた。
結局2.5キロの往復は、最初の確信にたがわず一度も立ち止まることなく小さなアップダウンの繰り返しにもペースは乱れず気持ちよく完走。

小さな町に「走る」為に集ってくる2000人近い老若男女、応援する家族たち。
「平和な国」に住むことの幸せ、さわやかな秋晴れの恵みはもちろん、さまざまな場面で「ありがとう」の思いが湧きあがった今日の一日。
ありがとう。

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